毎年、冬になると「今年こそは美文字をマスターしよう」と決意する。しかし、毎年挫折する。昔の武士の書簡などを見ると、例外なく能筆家ぞろいだ。美しい文字は人柄や知性や教養をうかがわせる。ああ、今年こそ美しい文字が書けるようになりたい、と性懲りもなく願う。

先日、「今でしょ」という番組で書家の武田双雲氏が、美文字を書くポイントを説明していた。忘れないようにメモっておいた。

文例:東京都港区 武田双雲様

①決め三角の法則(都、様、港などの漢字)…へん(左)は小さく、つくり(右)は大きく書く

②モデル体型の法則(東、京、県などの漢字)…腰の位置を高く、上下バランスが2:3になるように各。中心に腰のくびれ。

③メリハリの法則(田、区などの四角い形の漢字…他の漢字よりも小さく書いてバランスをとる。

⑤筆文字:アピールしたい文字にだけ、おしゃれ線を入れる。

⑥筆文字:かすれ文字をかっこよく書くには、筆を傾ける。

ポイントをつかむだけで、文字が変わった。今年も地味に練習しよう。

美しい文字

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